離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

【ミレイナ視点】

オルメリアに乗ったエレオノールの姿が
森の奥に消えたのを確認すると、
ミレイナは目を閉じて静かに深呼吸した。
早く仲間たちの元に向かわなければ。
神経を研ぎ澄まして魔法の気配を探った。
(見つけたわ!!)

瞬間移動の魔法で戦場に姿を現すと、
怯むことなく戦いに参戦した。
敵は、見たこともない奇妙奇天烈な鉄の塊から
何発も鉄の玉を撃ち込んできている。
一刻も早く止めさせなければ。
思いつく限りの強力な呪文を敵に放っていく。
「さすが、ミレイナ!なかなかやるじゃないか。」
溌剌とした声で話しかけてくるのは
兄のテオマールだ。
「戦いはどんな感じ?」
「人間どもはそんな大したことないけど、あの鉄の塊が厄介だ。ただの魔法じゃ破壊できねぇ。イグネオの精霊魔法じゃないと。」
「なるほど。サラマンダーの炎ね。」
「そ。あと、もしかしたらドラゴンの炎も効くかもな。」
「普通じゃダメってことね。で、みんなはどうなの?大丈夫?」
「多少の怪我人はいるが、なんとか。父上も母上もどこかで戦ってるはずだ。セレフィナもさっき一瞬見たから、近くにいるだろ。ミレイナはエルミラス様のところへ行け。」
「エルミラス様がどうかしたの?」
「さっきからデカい魔法を連発してるから心配だ。様子を見てきてほしい。」
テオマールに頼まれたので、
ミレイナはエルミラスを探すことにする。