離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

アルドヴァール大公に対して
処分が甘すぎるんじゃないかという意見も出たが、
「ドレシア公の気持ちに気づかず、歩み寄れなかった私にも多少の責任がある。」
と、アルドヴァール大公はドレシア公を庇った。
これによって、
ドレシア公夫妻は以降を平民として
余生を過ごすことになる。

公爵のいなくなったドレシア公国はドレシア公領として
そのままアルドヴァール大公国の一部となり、
ドレシア公位はアルドヴァール大公の大公世子が
その地位を代々所有することになった。
つまり、
ガブリエルは結婚と同時にドレシア公爵、
ミレイナはドレシア公爵夫人となり、
ドレシア公領を治めることになるのだ。
いつかガブリエルがアルドヴァール大公になれば、
彼らの息子がドレシア公になるだろう。

そしてもう一つ気になるのが
ドラゴニア帝国の反応だ。
マルヴァリス皇太子とユリアナ皇女が
姿を消したのだ。
しかもこの2人は皇后腹の皇子皇女なので
極めて身分の高い2人である。
当然皇帝は激昂し、
帝国本土から自ら軍を率いて攻め込むと
息巻いていたらしい。
"帝国軍がまた攻めてくるぞ"という不安が
しばらくの間アルドヴァール大公国中で渦巻いていたが
帝国軍が来ることはついぞなかった。