離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

「そういえばドレシア公はどうしている?」
スカイフォルド国王の発言によって、
話題は裏切り者のドレシア公国の処遇へと移った。

戦いの終結後、
アルドヴァール大公は速やかに軍を
ドレシア公国へと進めさせ
ドレシア公とその妻である公妃を拘束した。
2人は抵抗することなく取り調べにも協力的だった。
2人の証言とドレシア公の城を捜索した結果、
今回の戦争はほぼほぼライガンの独断で
ドレシア公夫妻は事が起こってから
事態を把握したらしい。

近年ドラゴニア帝国が盛んに接触してくるようになり、
他国のように力に物を言わせて属国化されるのでは
と危惧したドレシア公は軍備増強に方針転換していたが、
それはあくまで自衛のためで
フィオルガルデ連邦に反旗を翻す気はなかった。
ただ一方で
アルドヴァール大公国への反発心もあり、
大公国へ助けを求めることが出来ず
自分たちでどうにかしようと思ったとのこと。
まさか自分の知らないところで
息子がマルヴァリス皇太子と繋がり、
フィオルガルデ連邦の征服を試みるなど
青天の霹靂だったと申し開きをした。

おそらく諸外国であれば、
息子の独断だったとしても裏切り行為への見せしめとして
ドレシア公夫妻を処刑しただろう。
しかしここはお人好しのアルドヴァール大公。
誠心誠意謝罪する夫妻を不憫に思い、
息子の監督不行き届きを理由に
ドレシア公位を剥奪して、辺境の地での隠遁を命じた。