割と長考を続ける私がいる部屋に、ハルと一緒にるうが戻って来た。
「…え、るうボロボロじゃん。」
「うるせ。」
「またハルとお稽古?二人は本当に仲良しだね?」
「仲良くねえ。俺はハルに勝ってリンと結婚する夢を叶えるんだ。」
…あー、それで決闘したのね。
「俺に勝つのは百年早え。そして俺のリン相手にふざけた夢を見るな。」
「ああ!?分かんねえだろ!?」
見事にるうを打ち負かしたんだろうハルが鼻で笑うのを、るうが怒る。
これのどこが仲良くないと言うんだ。
「…楽しみにしてるね。」
あまりに怒っているるうに、ハルに勝てるその日が来るのが楽しみだと伝えた。
「「…え。」」
「ハルに勝つなんて、誰でもたぶん無理だけど。それでもそんな日を見るのも楽しみだから、頑張ってね。」
ふわりと笑って。
私は再び基盤へ視線を戻す。
「…ハル、もう一戦。」
「もう良い加減にしてくれ。俺は疲れた。」
「お前って疲れんの?」
「どう言う意味だてめえ。」
もうずっとハルと仲良しでいて下さいね。
「るう、元気ならコーヒーほしいー。」
「あ?」
「あ、ハルは戦の詳しいこと教えてくれるー?」
「…嫌だ。」
コーヒーがほしいと言えば悪態をつかれ、戦のことを教えてと言えば嫌だと言われる。
二人とも反抗期ですか?
「お前寝ないのか?」
「あーうん。今はもう大丈夫ー。」
「…分かった。」
「ちょっとハルも教えてよー。」

