ハルが眉間に皺を寄せる。
「…酒場…か?」
「あーまあ。先日そっちのお城の方来てたし、詳しいことはまた聞いといてもろて。」
「…で?」
「とりあえずお嬢の準備もあるやろし、中でお茶でも出すで。戦帰りでお疲れやろうし。」
怪訝そうなハルとは裏腹に、さっさと一人酒場の中にズカズカと入って行くるう。
自由な二人で本当に申し訳ないです。
「あ?お前等何してんだよ。」
中に入ったるうが、アキトとトキに気付く。
「ちょっと仕事の依頼ついでにリンの顔見に来ただけ。ルイも元気そうだね。」
「…アキトは何してんだ。」
「鬼人が神々しくて直視出来ないんだって。」
「馬鹿じゃねえの。」
トキと話するうは、その横で不審に机に突っ伏したアキトに吐き捨てた。
「ルイ…。」
「あ?」
「あんたがルイなん?」
そんなるうに、今度はおーちゃんが声を掛ける。
しかしこの二人は初対面。
「そうだけど。」
「…ふーん。」
「…ここの第一将か。」
おーちゃんの頭の将印が目に止まったるう。
「まあ。」
「…弱そ。」
「はあ!?お前見た目で判断したやろ!?」
「初対面で見た目の他にどこで判断すんだよ。」
「何やこいつ!?初対面で失礼な奴やな!?」
うちのるうがすみません。
本当にすみません。
「ハルちょっと待ってて。」
「お前はここに居ろ。」
「帰る準備するだけだから。」
「ルイがやるからいい。もう寝てろ。」

