何やかんやイヴとの依頼現場にお邪魔することになってしまった。隠れとくけど。
お願いだから、面倒にはならないで欲しい。
「あとぼちぼちまた来るで。そのお嬢の並びたい軍師兄弟。」
「ふーん。」
「けど今回は弟の方から連絡入ったから、もしかしたら白狼は別で来るかもな。」
「トキには会いたいなー。」
シオンは良いんですよ。
邪だから。
「白狼来る時こそお嬢におってもらわな、俺切り刻まれてしまうやん。」
「大丈夫だよー。絶交するって言ったもん。」
こうと決めた時はマジで私は絶交する。
二度と口も聞かないし、まず会うのも避けまくる。
あのシオンに限って、そんなことにはしたくないだろうと…勝手に思っている。
「コーヒーご馳走様。じゃあ私はまたしばらく飛び回って来るかなー。」
「お嬢は一体何のために各国移動してるん?情報のためだけにしては多ない?」
不審に思うのも無理はないだろう。
それくらい確かに飛んでる。
「ま、一つは今回の戦の準備。もう一つは、次に考えてる戦の準備。」
「次!?」
「そっちはこの国関係ないから安心してー。」
「そうやなくて!もう次決まってるん!?」
驚くカイとおーちゃん。
しかし私の頭は意外とクリアで。慣れていると言えば慣れているのかもしれない。
…いつも頭の中で誰かの血が流れる。
「何ならそのまた次も決めてるー。」
「うーわ。知りたい知りたい。お嬢とおるとビッグニュースばっかで飽きひんわ。」
「今回の戦が片付いたら次のはその時教えてあげるー。」
「えー今はあかんの?」
「あかんですー。」
食い下がるカイはもう一旦置いといて。
私は再び移動を開始する。そして、イヴがやって来ると言う約束の日の前日まで私はお店には戻らなかった。

