夕陽が沈み、いよいよ隙間から僅かに見えていた光もなくなった頃に私は目覚めたものの。
目を開けても暗いので。
自分の目は開いているのかどうか一瞬疑った。
「…カイ、心配してるかな。」
私はそれだけが不安です。
そしてこの暗闇は、余計に孤独感を駆り立てる。
「……。」
音もない。光もない。
木製の扉であれば燃やしてでも脱出するんだけど、よりによって鉄製。
せめて光を確保しようと思い炎を灯してみるけど、灯したところでどうしようもないのですぐに止めた。
「どうしよう…。」
このまま誰も来てくれなかったら?
私死んじゃう?あの女性たちが殺人犯になっちゃう?誰かに怒られちゃう?
…それは可哀想かもしれない。
そんな憐れみの情が芽生えつつ、どうしようか考えている私の耳に声が届く。
「お嬢っ!!!」
バーンと。
開いた扉から現れたおーちゃん。
外の灯りが逆光となり、光に包まれるその姿はやっぱりヒーローのようで。
私を閉じ込めた女性を捕らえて入手したんだろう鍵を放り投げて、座り込む私に駆け寄る。
「お嬢大丈夫か?」
「……。」
「おい?どした?」
「…おーちゃん、探してくれたの?」
走り回ったんだろう。
汗がまだ滲んでいるから、私は少し意外で聞いてみた。
「カイが心配しとったからな。」
「ごめんね。」
「やから何に謝ってんねん。」
謝ってばかりだと指摘された。
「何も悪いことしてへんやん。カイを護衛してくれたし、ここに閉じ込められたんは俺のせいやし。」
「…護衛とは言え、斬っちゃったし。ここにも、簡単に捕まってごめん。」
「アホ。謝ることちゃうわ。」

