あのまま眠ってしまった私は、そのまま朝を迎えてしまう。
ただ、自力で起きたわけではなく。
「お嬢頼む、起きてくれ!!!」
そんなカイの悲痛な叫びが耳に届いたから、仕方なく目を開けた。
「ん…。か、い。」
「お嬢!もう限界や!店が潰れてまう!!!」
え?
もう何事?
寝起きの頭では上手く考えられず、私はただボーッとカイに手を引かれて部屋の外へ連れ出された。
「……。」
眠い目を擦りながら、階段で立ち止まった。
これ以上進みたくないと言う本能だ。
店内を見たら、眠いはずだったのに眠気が飛んだ。
それくらいカオスな現場だ。
「どこ行くねん、お嬢。」
「……。」
思わず再び階段を上がろうとした私をカイが阻止。
どうやらもう逃げることは出来ないらしい。
「…えー…っと。」
どこから手を付けようかな。
カイとおーちゃんが不機嫌なのは昨日からなので放置でオッケー。
そして同じく昨日同様荒れ狂っているイヴ。
さらにさらに何故ここにいるんだ、シオンさん。
「まず、は。」
迷うまでもない。シオンだ。
私は素早くシオンの側に移動して、少し驚いたシオンの腰から剣を奪い取る。
「おはよ。」
「は?」
この人に剣を持たせたままでいると危険なんだ。
「表出んか!このクソ小娘があ!!!」
だって、このイヴがいるんだもの。

