翌日の月曜日。
いつものように出社すると、原口くんと一緒に現れた由香里ちゃんが私の左手を見て仰け反った。
「あ、あやめさん!?その指輪!」
え?と他のメンバーも私の手元に目を落とす。
「そ、それって、つまり!?」
「あ、えっと……」
まさかこんなに注目されるとは……と、私は戸惑う。
すると久瀬くんがスッと立ち上がり、私の隣に並んだ。
「皆さんにお知らせしておきます。私とあやめさんは本日午後休をもらって、婚姻届を提出しに行きます」
ひゃー!と由香里ちゃんの悲鳴が上がる。
「いつの間に?久瀬くんが、あやめさんと?素敵ー!おめでとうございます」
由香里ちゃんに続いて、原口くんも「おめでとうございます」と拍手してくれる。
他のメンバーも次々と祝福の言葉と拍手を送ってくれた。
「ありがとうございます。俺もあやめも変わらずこの部署で仕事を続けますので、今後ともよろしくお願いします」
久瀬くんの隣で私も頭を下げる。
「あやめ!?久瀬くん、あやめさんのこと呼び捨てにしてるの?きゃー、キュンキュンする!」
由香里ちゃんは頬に両手を当てて身悶えた。
すると原口くんが小さく由香里ちゃんに話しかける。
「由香里、いいタイミングだから俺達もお知らせする?」
「あ、うん。そうね」
何のことかと皆が見守っていると、二人は肩を並べて改まった。
「えー、実は俺と東さんも婚約しました。結婚式はクリスマスの辺りを予定しています。皆さんにも参列していただけたら嬉しいです」
ええー!?と一斉に驚きの声が上がる。
「そうだったのね、由香里ちゃん。おめでとう!私も本当に嬉しい」
「ありがとうございます、あやめさん。同じタイミングで幸せになれて、私も嬉しい!」
「結婚式にはぜひ参列させてね」
「もちろんです!ありがとうございます。あやめさん達は?」
「仕事が落ち着いた頃にって思ってるの」
「そうなんですね。あやめさん達の結婚式も楽しみ!あー、それにしても婚約指輪、すごく素敵ですね」
由香里ちゃんが私の手を取ってまじまじと見つめると、原口くんも覗き込んできた。
「由香里もこういうデザインがいいんだ。分かった、楽しみにしてて」
「うん!ありがとう」
どうやらこれから原口くんは由香里ちゃんへの指輪を選びに行くらしい。
見つめ合う二人のホワンとした雰囲気に、私までドキドキした。
いつものように出社すると、原口くんと一緒に現れた由香里ちゃんが私の左手を見て仰け反った。
「あ、あやめさん!?その指輪!」
え?と他のメンバーも私の手元に目を落とす。
「そ、それって、つまり!?」
「あ、えっと……」
まさかこんなに注目されるとは……と、私は戸惑う。
すると久瀬くんがスッと立ち上がり、私の隣に並んだ。
「皆さんにお知らせしておきます。私とあやめさんは本日午後休をもらって、婚姻届を提出しに行きます」
ひゃー!と由香里ちゃんの悲鳴が上がる。
「いつの間に?久瀬くんが、あやめさんと?素敵ー!おめでとうございます」
由香里ちゃんに続いて、原口くんも「おめでとうございます」と拍手してくれる。
他のメンバーも次々と祝福の言葉と拍手を送ってくれた。
「ありがとうございます。俺もあやめも変わらずこの部署で仕事を続けますので、今後ともよろしくお願いします」
久瀬くんの隣で私も頭を下げる。
「あやめ!?久瀬くん、あやめさんのこと呼び捨てにしてるの?きゃー、キュンキュンする!」
由香里ちゃんは頬に両手を当てて身悶えた。
すると原口くんが小さく由香里ちゃんに話しかける。
「由香里、いいタイミングだから俺達もお知らせする?」
「あ、うん。そうね」
何のことかと皆が見守っていると、二人は肩を並べて改まった。
「えー、実は俺と東さんも婚約しました。結婚式はクリスマスの辺りを予定しています。皆さんにも参列していただけたら嬉しいです」
ええー!?と一斉に驚きの声が上がる。
「そうだったのね、由香里ちゃん。おめでとう!私も本当に嬉しい」
「ありがとうございます、あやめさん。同じタイミングで幸せになれて、私も嬉しい!」
「結婚式にはぜひ参列させてね」
「もちろんです!ありがとうございます。あやめさん達は?」
「仕事が落ち着いた頃にって思ってるの」
「そうなんですね。あやめさん達の結婚式も楽しみ!あー、それにしても婚約指輪、すごく素敵ですね」
由香里ちゃんが私の手を取ってまじまじと見つめると、原口くんも覗き込んできた。
「由香里もこういうデザインがいいんだ。分かった、楽しみにしてて」
「うん!ありがとう」
どうやらこれから原口くんは由香里ちゃんへの指輪を選びに行くらしい。
見つめ合う二人のホワンとした雰囲気に、私までドキドキした。



