「あやめさん、今度のお休み私とデートしてくれませんか?息抜きも兼ねて」
新しいメンバーで活気づいた日々を送る中、私は由香里ちゃんに声をかけられた。
「由香里ちゃんとデートかあ、行きたいな」
「ほんと?じゃあ、ぜひぜひ!」
「うん。どこに行くの?ランチ?」
「今回はね、お買い物したいんです。ショッピングモールに行きません?」
「由香里ちゃんと一緒なら楽しそう!色々お店教えてね」
「もちろん!あー、楽しみ!」
最近は仕事のことで頭の中がいっぱいだったから、由香里ちゃんとのお出かけはいい気分転換になるはず。
由香里ちゃんの笑顔につられて、私もわくわくと楽しみになった。
その週の土曜日。
私は由香里ちゃんと駅で待ち合わせをすると、大きなショッピングモールに向かう。
「初めて来たけどすごく広いのね。迷子になりそう」
「ふふっ、あやめさん、私から離れちゃダメですよ?」
「うん、分かった」
真剣に頷いて、由香里ちゃんについて行く。
「えーっと、まずはこのお店から。あ!このワンピースいいな。あやめさん、早速着てみてください」
は?と私は目が点になる。
「どうして私が?由香里ちゃんのお買い物じゃないの?」
「今日はあやめさんを着せ替えちゃいます。すっごく楽しみにしてたんですよ?」
「ええ?私を着せ替えるのが、どうして楽しいの?」
「だってあやめさん、こんなに美人なのにいつも控え目なオフィススタイルなんですもん。明るい色のお洋服着たら素敵だろうなーって妄想してたんです。ね?私のお願い叶えてください!」
両手を合わせてお願いされ、私は仕方なく着替えてみた。
「わー、こんなお洋服着たことないよ」
フィッティングルームでひとりごちていると、「あやめさーん、早くみせてー」と由香里ちゃんが声をかけてくる。
えーい!とばかりに意を決して、私はカーテンを開けた。
「ひゃー、素敵!可愛い!想像以上ですよ、あやめさん」
由香里ちゃんは興奮気味に頬に手を当ててうっとりしている。
ペイルピンクのワンピースは胸元はポートネック、袖は7分丈で袖口の辺りがふわっと膨らんでいた。
膝丈のスカートは動くたびに軽く揺れ、ウエストのベルトで腰の位置が高く見える。
「麗しのあやめさんが降臨ですよー。眼福ですー」
「由香里ちゃんたら、そんな大げさな。恥ずかしからもう着替えるわね」
「えー、もう?じゃあそのワンピース、私が買ってプレゼントしますね」
はっ!?と私は慌てて首を振る。
「まさかそんな!由香里ちゃんにそんなことさせられないわ」
「じゃあ、あやめさんがご自分で買うんですか?」
「いや、ちょっと。これを買う前提なの?」
「もちろん!あ、待って。サンダルも合わせなきゃ。今持って来ますね」
店員さんなの?と思うくらい、由香里ちゃんは店内のあちこちからサンダルやバッグ、アクセサリーを持って来て私を着飾った。
「ひゃー、完璧!これぞ私が夢見たあやめ様ですー。ありがたやー」
拝み始めた由香里ちゃんは周囲の注目を集め、恥ずかしさのあまり私はそそくさと着替えて全てお会計することになった。
新しいメンバーで活気づいた日々を送る中、私は由香里ちゃんに声をかけられた。
「由香里ちゃんとデートかあ、行きたいな」
「ほんと?じゃあ、ぜひぜひ!」
「うん。どこに行くの?ランチ?」
「今回はね、お買い物したいんです。ショッピングモールに行きません?」
「由香里ちゃんと一緒なら楽しそう!色々お店教えてね」
「もちろん!あー、楽しみ!」
最近は仕事のことで頭の中がいっぱいだったから、由香里ちゃんとのお出かけはいい気分転換になるはず。
由香里ちゃんの笑顔につられて、私もわくわくと楽しみになった。
その週の土曜日。
私は由香里ちゃんと駅で待ち合わせをすると、大きなショッピングモールに向かう。
「初めて来たけどすごく広いのね。迷子になりそう」
「ふふっ、あやめさん、私から離れちゃダメですよ?」
「うん、分かった」
真剣に頷いて、由香里ちゃんについて行く。
「えーっと、まずはこのお店から。あ!このワンピースいいな。あやめさん、早速着てみてください」
は?と私は目が点になる。
「どうして私が?由香里ちゃんのお買い物じゃないの?」
「今日はあやめさんを着せ替えちゃいます。すっごく楽しみにしてたんですよ?」
「ええ?私を着せ替えるのが、どうして楽しいの?」
「だってあやめさん、こんなに美人なのにいつも控え目なオフィススタイルなんですもん。明るい色のお洋服着たら素敵だろうなーって妄想してたんです。ね?私のお願い叶えてください!」
両手を合わせてお願いされ、私は仕方なく着替えてみた。
「わー、こんなお洋服着たことないよ」
フィッティングルームでひとりごちていると、「あやめさーん、早くみせてー」と由香里ちゃんが声をかけてくる。
えーい!とばかりに意を決して、私はカーテンを開けた。
「ひゃー、素敵!可愛い!想像以上ですよ、あやめさん」
由香里ちゃんは興奮気味に頬に手を当ててうっとりしている。
ペイルピンクのワンピースは胸元はポートネック、袖は7分丈で袖口の辺りがふわっと膨らんでいた。
膝丈のスカートは動くたびに軽く揺れ、ウエストのベルトで腰の位置が高く見える。
「麗しのあやめさんが降臨ですよー。眼福ですー」
「由香里ちゃんたら、そんな大げさな。恥ずかしからもう着替えるわね」
「えー、もう?じゃあそのワンピース、私が買ってプレゼントしますね」
はっ!?と私は慌てて首を振る。
「まさかそんな!由香里ちゃんにそんなことさせられないわ」
「じゃあ、あやめさんがご自分で買うんですか?」
「いや、ちょっと。これを買う前提なの?」
「もちろん!あ、待って。サンダルも合わせなきゃ。今持って来ますね」
店員さんなの?と思うくらい、由香里ちゃんは店内のあちこちからサンダルやバッグ、アクセサリーを持って来て私を着飾った。
「ひゃー、完璧!これぞ私が夢見たあやめ様ですー。ありがたやー」
拝み始めた由香里ちゃんは周囲の注目を集め、恥ずかしさのあまり私はそそくさと着替えて全てお会計することになった。