キミのために一生分の恋を歌う② -last stage-



『未来への鍵』


1.
雪の降る街に 今年もあかりが灯った
ひとりぼっちのクリスマスイブ
「これで寂しくないでしょう」
陽だまりのようなきみのまなざしがあたたかくて
私の心にあかりが灯った


一人になりたいなんて言ってごめんね
「きみがすきだよ」
って言えなくて
ずっとここにいてと
伝えたかったのに
言えない自分が苦しくて
結局またひとりぼっち


ずっと勇気が欲しかったんだ
私だけの特別だと信じられたなら
きみのことを引き止めることができたのに
毎日どんなにきみを想っても
どんどん遠ざかってゆく


I’m sure you’re the one.
世界中のどこを探してもきみしかいないんだよ
私にいつも救いをくれたね
未来へと進んでいく鍵がきみの手のなかにあるって
私気がついてたのに
見えないフリをした
きみは迷わないようにと指を差し道を教えてくれた


2.
届かなかった願いと祈りが
今年もこの街に降りつもってゆく
「きみの心を温められるような歌を」
あの日伝わらなかった思いを
どうか伝えられるように


いっぱい頑張ったねっていちばん欲しかった言葉をくれた
「私は大丈夫だよ」
溶けない雪のような
痛みすら愛しいから
背中をおしてくれる
きみがいたから
私は迷いを振り切れたんだ


きみのことで泣いた日はたくさんある
それだけきみを想った証だから嬉しくて
意味のないことなんてないと信じたいから
今度はきっと私がきみの力になりたい
きみの優しさに報いていきたいんだ


You’re my missing piece.
私のなかにきみがいて はじめて私は私になれた
握った手の温もりは忘れないでいるね
未来へと続くこの道がどこに繋がろうとも
怖くないよ きみが温もりをくれたから
どんなに冷たい風が吹いても凍えることはない


私がきみを愛していたこと
きみを大好きで幸せだったこと
ただありがとうって伝えたくて
未来を生きるために いまちゃんと言うから
”good-bye”
きみがくれた鍵だけが私の閉ざした心を開けてくれた
その手でその声で私の未来を切り拓いてくれた


いつか春はくる
止まらない春がやってくるから
私はこれからも永遠に誓うよ
キミのために一生分の恋を歌うーー


「……本当に本当に、ありがとうございました!!!」