まずは小春が舞台に立ち、見事に『GIFT』を歌いきった。
「小夏ちゃん本当によかったね」
「ゆかさんありがとう。そして東条先生。あの日、初めて会った日に歌うことを止めてくれたのに、こうして結局最後まで迷惑かけてごめんなさい。私のエゴだってちゃんと解ってます。それでも、やっぱり私の人生は私が1番でいたいんです。だからどんな痛みもちゃんと受け止めます。そうじゃないと、私の心が可哀想だから」
「うん。茜さんも自分をエゴイストだとよく言ってたよ。でも君の生き方が、きっと正しい」
ゆかさんと東条先生が、各々握手をしながら私を励ましてくれた。
舞台の上にはまだ光さんたちや小春が演奏を続けていて、私を待ってくれている。
早く、戻らなきゃ。
最後に手紙を丁寧にしまった晴が来て、私に手渡してくれた。
「晴、ありがとう」
「小夏のことは一生僕がみるって言っただろ?」
「うん。私……ううんやっぱりなんでもない。もう言葉はいらないよね、最後の曲に今の私の全部をぶつけるから聴いていてね」
「もちろんだよ。舞台上なんてさ、最高の特等席すぎるだろ」
私たちは互いを求め、抱きしめあった。
晴はすごい。
晴は何度でも何度でも私に奇跡を見せてくれる。
だからもう迷わないよ。
光が差し込む舞台へと私は1歩前に出て、歩き出した。
小春とはハイタッチして、喜びを分かちあった。
小春も晴たちも、みんな自分たちの立ち位置について笑顔で私の言葉を待ってくれている。
「さぁ、皆、お待たせ!! 『GIFT』の可愛いbihukaの歌声に盛り上がってくれたよねーー!?」
虹色に光るライトが揺れて、歓声はどこまでも私たちを包み込んでくれていた。
「ありがとう! それじゃあ次が最後の曲です。この曲はまたみんなに逢える日まで、心の宝箱にしまっておいてね。タイトルは『未来への鍵』」
私の合図で、舞台が暗くなると大きな音がして、またあの時のライブと同じように、白いものが沢山空から舞いおちてきた。
雪のように見えるそれは、手に取って見れば分かる。
天使の羽だった。
私からみんなへ贈る最後のサプライズプレゼント。
冬をイメージした白いペンライトの光が揺れるなか、晴のバイオリンと小春のピアノの掛け合うような前奏が美しく響いた。
最後の歌がいま、始まる。
「小夏ちゃん本当によかったね」
「ゆかさんありがとう。そして東条先生。あの日、初めて会った日に歌うことを止めてくれたのに、こうして結局最後まで迷惑かけてごめんなさい。私のエゴだってちゃんと解ってます。それでも、やっぱり私の人生は私が1番でいたいんです。だからどんな痛みもちゃんと受け止めます。そうじゃないと、私の心が可哀想だから」
「うん。茜さんも自分をエゴイストだとよく言ってたよ。でも君の生き方が、きっと正しい」
ゆかさんと東条先生が、各々握手をしながら私を励ましてくれた。
舞台の上にはまだ光さんたちや小春が演奏を続けていて、私を待ってくれている。
早く、戻らなきゃ。
最後に手紙を丁寧にしまった晴が来て、私に手渡してくれた。
「晴、ありがとう」
「小夏のことは一生僕がみるって言っただろ?」
「うん。私……ううんやっぱりなんでもない。もう言葉はいらないよね、最後の曲に今の私の全部をぶつけるから聴いていてね」
「もちろんだよ。舞台上なんてさ、最高の特等席すぎるだろ」
私たちは互いを求め、抱きしめあった。
晴はすごい。
晴は何度でも何度でも私に奇跡を見せてくれる。
だからもう迷わないよ。
光が差し込む舞台へと私は1歩前に出て、歩き出した。
小春とはハイタッチして、喜びを分かちあった。
小春も晴たちも、みんな自分たちの立ち位置について笑顔で私の言葉を待ってくれている。
「さぁ、皆、お待たせ!! 『GIFT』の可愛いbihukaの歌声に盛り上がってくれたよねーー!?」
虹色に光るライトが揺れて、歓声はどこまでも私たちを包み込んでくれていた。
「ありがとう! それじゃあ次が最後の曲です。この曲はまたみんなに逢える日まで、心の宝箱にしまっておいてね。タイトルは『未来への鍵』」
私の合図で、舞台が暗くなると大きな音がして、またあの時のライブと同じように、白いものが沢山空から舞いおちてきた。
雪のように見えるそれは、手に取って見れば分かる。
天使の羽だった。
私からみんなへ贈る最後のサプライズプレゼント。
冬をイメージした白いペンライトの光が揺れるなか、晴のバイオリンと小春のピアノの掛け合うような前奏が美しく響いた。
最後の歌がいま、始まる。


