キミのために一生分の恋を歌う② -last stage-



『茜空』



1.
真っ赤に染る夕日より 遠くなる君の背中が悲しくて
伝えたい気持ちは 今もここに隠している
伸びた影に手を伸ばしても 届かないから
君のことを考えない時間を増やしていこうと思うんだ


君がいなくても 強い自分でいられるように
君がいなくても 世界は綺麗だと思えるように
君がいなくても 大丈夫だと言えるように
君がいなくても 夢を繋いでいこうと思ったんだ


「真っ赤な空だね」
たった一言で私をつくり変えてしまった
「また見に行こうよ」
何気ない言葉が悲しくて
「やっと会えたね」
私にもう優しくしないで


「やっぱり私は君がいないとだめなんだよ」
涙を超える強さを教えてくれたよね
信じることの寂しさを教えてくれたね
届かない切なさも
全部全部君が教えてくれたんだ
だからどんな痛みも
君を失う苦しさに比べたら
なんでもないよって笑えられるから
「君を好きだと思っていたい」


秋の日に静かに散りゆく紅葉は
まるで君との思い出の欠片たち
何度でも何度でも私の心をつきさすけれど
それでも前を向くことを止めさせてはくれない
「君がいてよかった」
見上げる度 この茜空は
きっと君まで繋がっていると信じているよ


2.
2人で見たお月様がまん丸で 君の瞳に終わりを見つけた
泣かないでよ 差し出そうとした手を抑えてしまった
君の前に広がる未来が 余りにも眩しかったから
邪魔になりたくなくて必死に平気なフリをしてたんだ


君が笑えるなら 僕は悪者でもいいよ
君が笑えるなら 下手なうそもついてみせる
君が笑えるなら 何度でも謝るから
君が笑えるなら 僕は君のそばにいられなくていい


「綺麗な月の裏側には沢山の傷があるんです」
君のこころを知りたくて守りたかった
「優しくしてくれてありがとう」
いつもそばにいることはできなかったけど
「私は元気だよ」
強がりでない本当の君が見たい


「やっぱり君の手を離したくないと思うよ」
迷いを振り払おうと頑張ること
涙を隠して進むこと
惜しみないほどの愛を
全部全部君が教えてくれたんだ
その影で不器用に隠す傷や
必死で堪えていた苦しみは
僕が消し去ってあげるから
「君のことを癒させてほしい」


秋の日に激しく吹いた風は
まるで僕らに残された時間を試すようで
何度でも何度でも僕の心を揺り動かすけれど
それでも君が頑張ってるのを僕だけは知ってる
「君のことを守りたい」
巡るたび この秋の香りを思い出す
きっと君の元まで導いてくれる


もし私たちが家族になって
そんな未来があったなら
君がおじいちゃんになって
君がおばあちゃんになっても
2人仲良く手を繋いで
茜空の下 ずっと ずっと 歩いていきたい