「わぁ〜海の匂いがする」
「するな」
「潮の匂いだね」
「そうだな」
「わぁ、ワンちゃん散歩させてる人いる。今度、麦も来れるかなぁ」
「麦?」
「すみちゃんの愛犬だよ。麦、コーギー犬のオス、6歳! かわいい!!」
「そうなんだ」
私が晴のことをパンチすると、晴はびっくりしたようにその手を包んだ。
「なんだどうした?」
「さっきから反応がそうか……とかばっかりでつまんないんだもん!」
「ごめんごめん。なんかこうしてゆっくり遊ぶのって久しぶりでさ。何していいか分からないというか、さっきの小夏のことも考えてたし」
「あれはごめん」
いいよ、と言いながら、晴は海岸近くの岩場に腰をかけた。
私も何も言わずに隣に座った。
目を瞑り耳をすますと、波が岩場に打ち付けられる音、はしゃぐ遊泳客の声、ぱしゃんぱしゃんと水が弾ける音、わくわくして楽しい音、輝いてる音たちが沢山聞こえてきた。
「小夏と恋人になれて、こんなにゆっくりデート出来て本当に嬉しいよ。僕なりにかなり舞い上がってるんだよ」
「ほんとに?」
そう聞くと晴が手を伸ばしてきて私の頭を抱き寄せて、心臓近くに持ってきた。
晴の心臓の音がよく聴こえた。
「どう?」
「すごい、ドキドキしてる」
「そうだろ。小夏にドキドキしてるんだよ」
「うん。私が晴をドキドキさせてる」
「だからどんどん独り占めしたくなる」
ぎゅうっと晴が抱きしめてくれる。
晴の胸のうちに抱かれると、大きくてあたたかくて、いつも安心する匂いがする。
だから私も大好きだよって伝わるように抱きしめ返した。
「するな」
「潮の匂いだね」
「そうだな」
「わぁ、ワンちゃん散歩させてる人いる。今度、麦も来れるかなぁ」
「麦?」
「すみちゃんの愛犬だよ。麦、コーギー犬のオス、6歳! かわいい!!」
「そうなんだ」
私が晴のことをパンチすると、晴はびっくりしたようにその手を包んだ。
「なんだどうした?」
「さっきから反応がそうか……とかばっかりでつまんないんだもん!」
「ごめんごめん。なんかこうしてゆっくり遊ぶのって久しぶりでさ。何していいか分からないというか、さっきの小夏のことも考えてたし」
「あれはごめん」
いいよ、と言いながら、晴は海岸近くの岩場に腰をかけた。
私も何も言わずに隣に座った。
目を瞑り耳をすますと、波が岩場に打ち付けられる音、はしゃぐ遊泳客の声、ぱしゃんぱしゃんと水が弾ける音、わくわくして楽しい音、輝いてる音たちが沢山聞こえてきた。
「小夏と恋人になれて、こんなにゆっくりデート出来て本当に嬉しいよ。僕なりにかなり舞い上がってるんだよ」
「ほんとに?」
そう聞くと晴が手を伸ばしてきて私の頭を抱き寄せて、心臓近くに持ってきた。
晴の心臓の音がよく聴こえた。
「どう?」
「すごい、ドキドキしてる」
「そうだろ。小夏にドキドキしてるんだよ」
「うん。私が晴をドキドキさせてる」
「だからどんどん独り占めしたくなる」
ぎゅうっと晴が抱きしめてくれる。
晴の胸のうちに抱かれると、大きくてあたたかくて、いつも安心する匂いがする。
だから私も大好きだよって伝わるように抱きしめ返した。


