ここで押し問答をしても仕方ないので、俺は一礼してオフィスを出た。
(昼間は着任挨拶という名目がまだ立ったけど、こんなの周りから変に思われるに決まってるじゃないか。)
内心腹を立てながら、唯を訪ねると、案の定
「お夕飯、一緒に食べようよ。」
甘えた声で言って来るから
「君は何しに会社に来てるんだよ!」
思わず声を荒げてしまった。
「もちろん仕事をしに来てるんだよ。でも、もう時間外でしょ。」
悪びれることなく答える唯と、少し言い合いをしていると、また「業務命令」とか言い出したので
「昼は勤務時間中でしたので従いましたが、今は専務が先ほどおっしゃった通り、時間外ですので、そのご命令には従えません。失礼します。」
そう言い放って、尚も何か言っている唯を振り切って、部屋を出て来てしまった。
(こんなバカげたことを娘がしてるのを、白鳥社長が知ったら、どう思うんだろう・・・。)
これじゃ、先が思いやられる・・・俺は暗然たる思いを抱えて、電車を降りた。改札を出て、夕飯の買い物をしようと、スーパ-に向かっていると、スマホが震え出した。胸ポケットから取り出して、相手を確認すると、加奈からだ。
(昼間は着任挨拶という名目がまだ立ったけど、こんなの周りから変に思われるに決まってるじゃないか。)
内心腹を立てながら、唯を訪ねると、案の定
「お夕飯、一緒に食べようよ。」
甘えた声で言って来るから
「君は何しに会社に来てるんだよ!」
思わず声を荒げてしまった。
「もちろん仕事をしに来てるんだよ。でも、もう時間外でしょ。」
悪びれることなく答える唯と、少し言い合いをしていると、また「業務命令」とか言い出したので
「昼は勤務時間中でしたので従いましたが、今は専務が先ほどおっしゃった通り、時間外ですので、そのご命令には従えません。失礼します。」
そう言い放って、尚も何か言っている唯を振り切って、部屋を出て来てしまった。
(こんなバカげたことを娘がしてるのを、白鳥社長が知ったら、どう思うんだろう・・・。)
これじゃ、先が思いやられる・・・俺は暗然たる思いを抱えて、電車を降りた。改札を出て、夕飯の買い物をしようと、スーパ-に向かっていると、スマホが震え出した。胸ポケットから取り出して、相手を確認すると、加奈からだ。


