「忘れちゃってるみたいだから、改めて言うけど、私はあなたに復縁をお願いした時、もう一つお願いしたはずだよ。私の会社に入って欲しい、そして私のビジネスパ-トナ-になって欲しいって。」
確かに、でもそれも俺には荷が重いって、断ったはずだが・・・。
「そして、これもあの時言ったと思うけど、私は父の後継者に名乗りを上げたけど、女のお前には無理だと父に相手にされないで来た。」
「・・・。」
「実際に会社に入っても、やらされる仕事は総務関係のいわば裏方ばっかり。会社の命運を握る営業部門には、指一本触れさせてもらえなかったんだけど、父の意中の後継者である兄が、頑として首を縦に振らない状況が続いて、とうとう父が折れたの。だったらお前に一つ会社を任せるから、実績を作って見せてみろって。それで私はサーチにまずは専務として着任し、更に営業本部長を兼務して、営業部門のトップとして、全ての責任を負うことになった。言っておくけど、サーチを選んだのはあくまで父、私の意思は全く入ってないから。」
「・・・。」
「サーチはウチの傘下に入った後、順調に業績を伸ばして来たけど、頭打ちの傾向も見えてきている。例の大量の引っ越し難民を生み出す原因となっている作業現場の人員不足も進んでいるし、同業他社との競争も激化している。それは現場の最前線にいたソウくんも肌身で感じて来たでしょ?」
「ああ。」
「私たちは、それを乗り越えて、成長していかなきゃいけないのよ。その為の方策を探るために私はサーチに来たし、そんな私を助けてもらう為に、私はあなたを呼んだ。」
「でも僕は・・・。」
「あなたに、私のビジネスパ-トナ-にはなれないって言われたことは忘れてないよ。でも、スタッフとして、私を支えてくれることなら、あなたにもお願い出来るはず。あなたにはそれだけの能力がある、偉そうな言い方になるけど、私はちゃんと見極めさせてもらったつもり。」
そう言って、唯はまっすぐに俺を見た。
確かに、でもそれも俺には荷が重いって、断ったはずだが・・・。
「そして、これもあの時言ったと思うけど、私は父の後継者に名乗りを上げたけど、女のお前には無理だと父に相手にされないで来た。」
「・・・。」
「実際に会社に入っても、やらされる仕事は総務関係のいわば裏方ばっかり。会社の命運を握る営業部門には、指一本触れさせてもらえなかったんだけど、父の意中の後継者である兄が、頑として首を縦に振らない状況が続いて、とうとう父が折れたの。だったらお前に一つ会社を任せるから、実績を作って見せてみろって。それで私はサーチにまずは専務として着任し、更に営業本部長を兼務して、営業部門のトップとして、全ての責任を負うことになった。言っておくけど、サーチを選んだのはあくまで父、私の意思は全く入ってないから。」
「・・・。」
「サーチはウチの傘下に入った後、順調に業績を伸ばして来たけど、頭打ちの傾向も見えてきている。例の大量の引っ越し難民を生み出す原因となっている作業現場の人員不足も進んでいるし、同業他社との競争も激化している。それは現場の最前線にいたソウくんも肌身で感じて来たでしょ?」
「ああ。」
「私たちは、それを乗り越えて、成長していかなきゃいけないのよ。その為の方策を探るために私はサーチに来たし、そんな私を助けてもらう為に、私はあなたを呼んだ。」
「でも僕は・・・。」
「あなたに、私のビジネスパ-トナ-にはなれないって言われたことは忘れてないよ。でも、スタッフとして、私を支えてくれることなら、あなたにもお願い出来るはず。あなたにはそれだけの能力がある、偉そうな言い方になるけど、私はちゃんと見極めさせてもらったつもり。」
そう言って、唯はまっすぐに俺を見た。


