夕方のお台場は、昼間とはまた違う顔を見せ始めていた。
海風が少しだけ冷たい。水平線の向こうへ、ゆっくりと夕日が沈み始めている。夜の帳が降り始め、レインボーブリッジのライトアップが目に鮮やかに飛び込んで来る。
その美しい光景を、並んでしばし言葉もなく眺めていた私たちは、やがてまた手をつなぎ、海沿いの遊歩道を歩く。
時折、観光客が写真を撮っている。小さな子どもを連れた家族、肩を寄せ合う恋人たち。
「私ね。」
私はぽつりと言った。
「うん?」
「こういう普通の休日が、一番幸せなんだって改めてわかった。」
「加奈。」
「一緒に笑っていられるだけで幸せ。」
「僕もだ。」
総一郎が優しく笑って、頷いてくれる。
言葉が途切れる。でも、その沈黙すら心地良かった。
「加奈。」
総一郎が静かに口を開く。
「うん?」
「今日は本当にありがとう。」
「私の方こそ。」
「今日、改めて思った。」
「何を?」
「やっぱり僕は・・・加奈といる時間が、一番好きなんだって。」
そう言って、総一郎は照れたように笑った。
海風が少しだけ冷たい。水平線の向こうへ、ゆっくりと夕日が沈み始めている。夜の帳が降り始め、レインボーブリッジのライトアップが目に鮮やかに飛び込んで来る。
その美しい光景を、並んでしばし言葉もなく眺めていた私たちは、やがてまた手をつなぎ、海沿いの遊歩道を歩く。
時折、観光客が写真を撮っている。小さな子どもを連れた家族、肩を寄せ合う恋人たち。
「私ね。」
私はぽつりと言った。
「うん?」
「こういう普通の休日が、一番幸せなんだって改めてわかった。」
「加奈。」
「一緒に笑っていられるだけで幸せ。」
「僕もだ。」
総一郎が優しく笑って、頷いてくれる。
言葉が途切れる。でも、その沈黙すら心地良かった。
「加奈。」
総一郎が静かに口を開く。
「うん?」
「今日は本当にありがとう。」
「私の方こそ。」
「今日、改めて思った。」
「何を?」
「やっぱり僕は・・・加奈といる時間が、一番好きなんだって。」
そう言って、総一郎は照れたように笑った。


