ということで、今日は都内を巡ることにした私たち。
「で、どこへ行くの?」
私が尋ねると
「まずは銀座に向かって、ぶらついて、昼ご飯を食べて・・・ここまでは決まってる。」
「えっ、その後は?」
「ごめん。本当はちゃんと考えたかったんだけど、正直、余裕がなくてさ・・・。」
総一郎はそう言って、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「そっか。」
「だから今日はあとは気分次第。一緒に歩いて、一緒に決めようと思った。」
「うん、わかった。」
私が笑顔で頷くと、彼はホッとした表情になる。
「じゃ、行こうか。」
「うん。」
そう言い合うと、総一郎は黙って私の手を握り直した。私もその手を握り返す。
「総一郎。」
「うん?」
「今日ね。」
「うん。」
「手を繋ぐだけで、なんか幸せ。」
そう言って、彼を見ると
「僕も。」
総一郎は照れ臭そうに笑う。
「なんか高校生みたい。」
「いや。」
「高校生の頃、君とこんなふうに手を繋ぐことなんて、想像すら出来なかった。」
今度は真面目な顔で、首を振る総一郎。
「そっか、そうだよね・・・。」
「あの頃は、加奈が近くにいるだけで緊張してた。」
「またまた。」
「本当だって。」
そんな他愛もない会話が嬉しかった。話題なんて何でもいい。一緒に笑えることが嬉しいのだから・・・。
「で、どこへ行くの?」
私が尋ねると
「まずは銀座に向かって、ぶらついて、昼ご飯を食べて・・・ここまでは決まってる。」
「えっ、その後は?」
「ごめん。本当はちゃんと考えたかったんだけど、正直、余裕がなくてさ・・・。」
総一郎はそう言って、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「そっか。」
「だから今日はあとは気分次第。一緒に歩いて、一緒に決めようと思った。」
「うん、わかった。」
私が笑顔で頷くと、彼はホッとした表情になる。
「じゃ、行こうか。」
「うん。」
そう言い合うと、総一郎は黙って私の手を握り直した。私もその手を握り返す。
「総一郎。」
「うん?」
「今日ね。」
「うん。」
「手を繋ぐだけで、なんか幸せ。」
そう言って、彼を見ると
「僕も。」
総一郎は照れ臭そうに笑う。
「なんか高校生みたい。」
「いや。」
「高校生の頃、君とこんなふうに手を繋ぐことなんて、想像すら出来なかった。」
今度は真面目な顔で、首を振る総一郎。
「そっか、そうだよね・・・。」
「あの頃は、加奈が近くにいるだけで緊張してた。」
「またまた。」
「本当だって。」
そんな他愛もない会話が嬉しかった。話題なんて何でもいい。一緒に笑えることが嬉しいのだから・・・。


