いわゆる授かり婚で慌ただしく結婚生活をスタ-トさせた私たち。気が付けばもう七年、そして私は誕生日を迎えると三十歳だ。昨年、私より一足早く三十歳になった夫は、誕生日当日に
「三十かぁ、俺もオッサンになったよなぁ。」
と嘆いていた。
「そうなの?別に徹くん、全然おじさん臭くなってないと思うけど。」
私が言うと
「俺は子供の頃から、三十が若者とオッサンの境目だと思ってたんだ。とにかく、これまでで一番憂鬱な誕生日だ。」
と落ち込んでいた。すると
「大丈夫だよ、パパはカッコいい。全然おじさんじゃないよ。」
舞が励ますように言う。
「お、そうか。」
娘の言葉に、やや気を取り直した夫だったが
「そう、遼くんの次にカッコいいんだから。」
幼稚園のボーイフレンドの次点にされて、またまた落ち込んでいたのは笑ってしまった。
そして今、担当記者として初めての甲子園大会に張り切って臨んでいる夫は出張も多く、生活も不規則だ。そのことに寂しさを感じることはあるけど、でもそんな彼を支えて家庭を守る日々は、三人の可愛い子供たちにも恵まれ、慌ただしくも、充実しているし、幸せだと人様に言えると思っている。
◇ ◇
「三十かぁ、俺もオッサンになったよなぁ。」
と嘆いていた。
「そうなの?別に徹くん、全然おじさん臭くなってないと思うけど。」
私が言うと
「俺は子供の頃から、三十が若者とオッサンの境目だと思ってたんだ。とにかく、これまでで一番憂鬱な誕生日だ。」
と落ち込んでいた。すると
「大丈夫だよ、パパはカッコいい。全然おじさんじゃないよ。」
舞が励ますように言う。
「お、そうか。」
娘の言葉に、やや気を取り直した夫だったが
「そう、遼くんの次にカッコいいんだから。」
幼稚園のボーイフレンドの次点にされて、またまた落ち込んでいたのは笑ってしまった。
そして今、担当記者として初めての甲子園大会に張り切って臨んでいる夫は出張も多く、生活も不規則だ。そのことに寂しさを感じることはあるけど、でもそんな彼を支えて家庭を守る日々は、三人の可愛い子供たちにも恵まれ、慌ただしくも、充実しているし、幸せだと人様に言えると思っている。
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