「ママ~。」
私が開会式の様子に少し目を取られていると、足元から可愛い声が呼び掛けて来る。その声の方に
「どうしたの?恵ちゃん。」
私が笑顔で答えると
「抱っこ。」
一年半前に我が家の一員に加わった次女の恵が、これまたあふれんばかりの笑顔で私を見上げながら手を広げている。その姿を見て、私は躊躇うことなく、彼女を抱き上げた。
「ママ、大好き~。」
そう言って、頬を摺り寄せて来る末娘が愛しくて、私もそれに応えていると
「恵ちゃん、ママはこれからお洗濯があるんだから、邪魔しないで降りて来なさい。」
舞が言ってくるけど
「イヤ。」
恵は首を左右に振ってイヤイヤ。
「舞、今はまだ大丈夫だから、もうちょっとしたら恵のこと、見ててくれる?」
「うん、わかった。」
私の言葉に頷いた舞は、先日幼稚園を卒園して、四月になればすぐにピカピカの小学一年生。祖父母に買ってもらったランドセルを嬉しそうに背負って部屋を駆け回ったかと思えば、下の子二人に対しては、お姉さんの顔を見せる。私も実は結構頼りにしてる面がある。
私が開会式の様子に少し目を取られていると、足元から可愛い声が呼び掛けて来る。その声の方に
「どうしたの?恵ちゃん。」
私が笑顔で答えると
「抱っこ。」
一年半前に我が家の一員に加わった次女の恵が、これまたあふれんばかりの笑顔で私を見上げながら手を広げている。その姿を見て、私は躊躇うことなく、彼女を抱き上げた。
「ママ、大好き~。」
そう言って、頬を摺り寄せて来る末娘が愛しくて、私もそれに応えていると
「恵ちゃん、ママはこれからお洗濯があるんだから、邪魔しないで降りて来なさい。」
舞が言ってくるけど
「イヤ。」
恵は首を左右に振ってイヤイヤ。
「舞、今はまだ大丈夫だから、もうちょっとしたら恵のこと、見ててくれる?」
「うん、わかった。」
私の言葉に頷いた舞は、先日幼稚園を卒園して、四月になればすぐにピカピカの小学一年生。祖父母に買ってもらったランドセルを嬉しそうに背負って部屋を駆け回ったかと思えば、下の子二人に対しては、お姉さんの顔を見せる。私も実は結構頼りにしてる面がある。


