生活費も家事分担も全て折半、同棲生活がそんな約束で始まってからまもなくの週末。この日、私はもうひとりの親友である白鳥悠が家族と暮らすスイ-トホームを訪れていた。
玄関に入った私を、大歓迎してくれた五歳になる悠の長女の舞ちゃんと三歳の長男翼くんが、元気よく周りを走り回っている中、私たちはリビングで向かい合った。
「ごめんね、相変わらず賑やかで。」
「ううん。赤ちゃんの時から知ってる二人が、会うたびに大きくなってるからびっくりするよ。」
「舞は幼稚園に彼氏がいるらしいよ。」
「えっ、もう?」
「うん。だから『大きくなったらパパと結婚する』を舞がすっかり言わなくなって、徹くんが落ち込んでる。」
「それは先輩、ショックだね。」
笑い合いながら、ふと高校時代の思い出がよぎる。
もともと大の仲良しコンビだった悠と由夏の仲に、私が割り込むように飛び込んだのは、もう高校生活も終盤の三年生の秋。そこから、大学時代は別々の学校に入ったとは思えないくらい、よく会っていた私たちだったけど、悠が大学卒業直後に授かり婚。更に由夏も今や遠く仙台にいる。
だから、三人で会う機会はほとんどなくなってしまった私たちだけど、それでもこうして折に触れ、交流は絶えることなく続いている。
「デートもなかなかままならない状況で、どうするんだろうって心配してたんだけど、思い切って決断してよかったと思うよ。」
「うん。一つ屋根の下で暮らすことの緊張感、照れ臭さは正直あるけど、でも同じ空間に居られる安心感、幸福感は思ってた以上に大きかったよ。」
私は笑顔で頷いた。
玄関に入った私を、大歓迎してくれた五歳になる悠の長女の舞ちゃんと三歳の長男翼くんが、元気よく周りを走り回っている中、私たちはリビングで向かい合った。
「ごめんね、相変わらず賑やかで。」
「ううん。赤ちゃんの時から知ってる二人が、会うたびに大きくなってるからびっくりするよ。」
「舞は幼稚園に彼氏がいるらしいよ。」
「えっ、もう?」
「うん。だから『大きくなったらパパと結婚する』を舞がすっかり言わなくなって、徹くんが落ち込んでる。」
「それは先輩、ショックだね。」
笑い合いながら、ふと高校時代の思い出がよぎる。
もともと大の仲良しコンビだった悠と由夏の仲に、私が割り込むように飛び込んだのは、もう高校生活も終盤の三年生の秋。そこから、大学時代は別々の学校に入ったとは思えないくらい、よく会っていた私たちだったけど、悠が大学卒業直後に授かり婚。更に由夏も今や遠く仙台にいる。
だから、三人で会う機会はほとんどなくなってしまった私たちだけど、それでもこうして折に触れ、交流は絶えることなく続いている。
「デートもなかなかままならない状況で、どうするんだろうって心配してたんだけど、思い切って決断してよかったと思うよ。」
「うん。一つ屋根の下で暮らすことの緊張感、照れ臭さは正直あるけど、でも同じ空間に居られる安心感、幸福感は思ってた以上に大きかったよ。」
私は笑顔で頷いた。


