ヒロインじゃいられない!!



ザー


「後で俺ん家寄ってけ。傘貸すから。」


「ほんと!ごめん何から何まで!ありがとう」


あ〜ジメジメしてて暑い。


「弥希学ランで暑くないの?」


「別に。」


「へ〜」



私達がいる歩道側に車がやって来た。



バシャン!!!

通り過ぎざまに思いっきり水溜まりの水が掛かる。


「うわ、、びしょ濡れ〜、、」


「はぁ、、お前傘持ってくついでに拭いてけば?タオル貸すから。」


「ごめんありがとう!」


「ここ。」


でかい家だな〜!
凄、庭ひっろ!



ガチャ


「ただいま」

「お邪魔しまーす!」


誰もいないのかな、、?


「今日誰もいないから。上がって」


「あっうん」


「タオル。」


「ありがとう!」


「お前着替えてけよ。俺の服でごめんけど、貸すから。」


「え?いいよいいよ!そんなに家遠くないし!」


「風邪引いたらどうすんの。着てけ」


「まあそっか、、じゃあ借りさせて貰うね!ありがとう!」


「そこの洗面所使って。着替え置いたから。」

「わかった!」

「これ、、かな?」

「シャツ借りた!ありがと!」

「美咲」

「なに?」

「もう6時だけど門限は?」


「マジで?!やばい帰んなきゃ!外めっちゃ暗くなってる〜!!」


「着替えも傘もありがとうね!また洗って返す!お邪魔しました!」

「おう」


「あ、あいつ鞄忘れてる、、」


ガチャ

「おい!!鞄!!」


「あっ、ごめん!忘れてた!本当ありがとう!
優しいね!」


「いや優しいとか、、、てかさっきからなんでそんな謝んの?」


「、、あ、ごめん。私すぐ謝る癖あって、、あ、また謝っちゃった笑」


「傘とか着替えとか、俺がしたくてしてんの。だから謝る必要ない。」


「やっぱ優しいね」


「、、俺はお前に頼られるのが嬉しい訳。だから優しいとかじゃ無い。」


「そっか!なんか私も嬉しい!笑じゃあこれからもっと頼る!弥希も遠慮しないでね!」

「今度なにかお礼させて!じゃあまた明日!」


美咲が雨の中走って行く。


「なんだよ嬉しいって。頼られるのが嬉しいとかクサイこと言ったのに。」


「名前も呼んだのに。俺そんなに魅力無いのか?、、」