大学時代から交際していた葵にプロポーズされ、結婚式の準備もすすむ美音は幸せいっぱいだった。
しかし、結婚式場の入金を済ませた次の打ち合わせ日。
式場のホテルで待っていたのは、婚約者の葵と見知らぬ女性。
そこで美音は婚約破棄を言い渡されてしまう。
見知らぬ女性は葵の浮気相手で、しかも妊娠しているという。
このまま打ち合わせは浮気相手と進め、美音と挙げるはずだった結婚式をそのまま浮気相手と挙げるという。
あまりの出来事に呆然として言われるがまま式場を後にする美音。
しかし、式場に振り込んだお金は葵名義なものの、用立てたのは美音だった。
このままでは自分のお金で葵と浮気相手が挙式してしまう。
それだけは絶対嫌だと返金を求めるが、式場は葵名義の振り込みだったため返金を拒否、葵本人に返金を求めるも自分が浮気したのは美音にも責任がある、精神的苦痛に対する慰謝料だと言って返金を拒否する。
寿退社予定だった会社をなんとか辞めずに済んだ美音は、弁護士尾崎に相談することを同僚にすすめられる。
同僚も離婚問題を相談したことがあり、美音自身もパワハラ・セクハラ講習のセッティングで一緒に仕事をしたことがあった。
優しい印象の尾崎だったが、美音の話を聞くと態度が一変する。
冷たくあしらわれ、別の女性弁護士を紹介されてしまう。
軽蔑されたのかと意気消沈するが、紹介された弁護士に依頼して交渉を進めてもらう。
葵と結婚しても幸せになれない、結婚する前に本性がわかってよかったと頭では婚約破棄を受け入れているものの、まだ情は残っている。
街を歩けば葵との思い出がそこらじゅうに残っており、感情的になる。
持病の子宮内膜症の薬を貰いに行った帰り、産婦人科を出たところで赤ちゃん連れの人とすれ違い、自分にもあったはずの未来を思い「赤ちゃん、か……」とつぶやき涙をこぼす。
涙を拭って顔を上げると、丸い目で美音を見る尾崎と目が合った。
凄い偶然だと美音は笑うが、涙を見た尾崎は動揺した様子で泣いてる女性を一人には出来ないと落ち着くまでと喫茶店に誘ってくる。
お茶をしながら、親身に話を聞いてくれる尾崎。
以前と変わらない様子に思い切ってなぜ依頼を断ったのか聞くと、私情だと言う。
しかしそれ以上は教えてくれなかった。
けれどそれ以来、尾崎は職場に来ると美音の様子を見に来たり、なにかと構ってくるようになる。
依頼した弁護士からも、尾崎が美音のために奔走してくれていると聞く。
優しい尾崎に癒されていく美音。
葵との一件も解決の兆しが見えてきた矢先、会社を出ると葵が待ち構えていた。
浮気相手が他の男とも一夜を共にしていたと言い、お腹の子も葵の子かわからなくなったと言う。
寄りを戻そう、あの式場で結婚しようと言い募る葵。
腕を捕まれ怯える美音を助けたのは、尾崎だった。
自分本位な葵に怒り心頭な尾崎は美音を抱きしめて、自分が幸せにすると言い放つ。
美音のお腹に葵の子がいても、その子ごと自分は愛すると……
美音も妊娠しているのかと騒然となるが、尾崎の誤解で美音は妊娠していない。
それでも尾崎のその言葉に勇気づけられた美音は自分のことばで葵に別れを告げる。
葵が立ち去った後、二人っきりになる美音と尾崎。
美音が尾崎の言葉を確認すると、本心だと告げられる。
一緒に仕事をしたときから好意があり、婚約者がいたから諦めていたと……
婚依頼を受けなかったのは個人的な感情から冷静に仕事が出来ないと思ったから。
美音の方にも浮気の疑惑がかけられないようアプローチもしていなかったのに、こんなことになってしまって申し訳ないと謝罪される。
尾崎の気持ちがまんざらでもない美音。
婚約破棄の一件が片付いたらとデートを申し込まれ、受け入れる。
尾崎の懸念の通り葵は美音の浮気の追求もしてきたが、尾崎の尽力もあり、無事に解決。
晴れて美音は尾崎とのデートに繰り出すのだった。
しかし、結婚式場の入金を済ませた次の打ち合わせ日。
式場のホテルで待っていたのは、婚約者の葵と見知らぬ女性。
そこで美音は婚約破棄を言い渡されてしまう。
見知らぬ女性は葵の浮気相手で、しかも妊娠しているという。
このまま打ち合わせは浮気相手と進め、美音と挙げるはずだった結婚式をそのまま浮気相手と挙げるという。
あまりの出来事に呆然として言われるがまま式場を後にする美音。
しかし、式場に振り込んだお金は葵名義なものの、用立てたのは美音だった。
このままでは自分のお金で葵と浮気相手が挙式してしまう。
それだけは絶対嫌だと返金を求めるが、式場は葵名義の振り込みだったため返金を拒否、葵本人に返金を求めるも自分が浮気したのは美音にも責任がある、精神的苦痛に対する慰謝料だと言って返金を拒否する。
寿退社予定だった会社をなんとか辞めずに済んだ美音は、弁護士尾崎に相談することを同僚にすすめられる。
同僚も離婚問題を相談したことがあり、美音自身もパワハラ・セクハラ講習のセッティングで一緒に仕事をしたことがあった。
優しい印象の尾崎だったが、美音の話を聞くと態度が一変する。
冷たくあしらわれ、別の女性弁護士を紹介されてしまう。
軽蔑されたのかと意気消沈するが、紹介された弁護士に依頼して交渉を進めてもらう。
葵と結婚しても幸せになれない、結婚する前に本性がわかってよかったと頭では婚約破棄を受け入れているものの、まだ情は残っている。
街を歩けば葵との思い出がそこらじゅうに残っており、感情的になる。
持病の子宮内膜症の薬を貰いに行った帰り、産婦人科を出たところで赤ちゃん連れの人とすれ違い、自分にもあったはずの未来を思い「赤ちゃん、か……」とつぶやき涙をこぼす。
涙を拭って顔を上げると、丸い目で美音を見る尾崎と目が合った。
凄い偶然だと美音は笑うが、涙を見た尾崎は動揺した様子で泣いてる女性を一人には出来ないと落ち着くまでと喫茶店に誘ってくる。
お茶をしながら、親身に話を聞いてくれる尾崎。
以前と変わらない様子に思い切ってなぜ依頼を断ったのか聞くと、私情だと言う。
しかしそれ以上は教えてくれなかった。
けれどそれ以来、尾崎は職場に来ると美音の様子を見に来たり、なにかと構ってくるようになる。
依頼した弁護士からも、尾崎が美音のために奔走してくれていると聞く。
優しい尾崎に癒されていく美音。
葵との一件も解決の兆しが見えてきた矢先、会社を出ると葵が待ち構えていた。
浮気相手が他の男とも一夜を共にしていたと言い、お腹の子も葵の子かわからなくなったと言う。
寄りを戻そう、あの式場で結婚しようと言い募る葵。
腕を捕まれ怯える美音を助けたのは、尾崎だった。
自分本位な葵に怒り心頭な尾崎は美音を抱きしめて、自分が幸せにすると言い放つ。
美音のお腹に葵の子がいても、その子ごと自分は愛すると……
美音も妊娠しているのかと騒然となるが、尾崎の誤解で美音は妊娠していない。
それでも尾崎のその言葉に勇気づけられた美音は自分のことばで葵に別れを告げる。
葵が立ち去った後、二人っきりになる美音と尾崎。
美音が尾崎の言葉を確認すると、本心だと告げられる。
一緒に仕事をしたときから好意があり、婚約者がいたから諦めていたと……
婚依頼を受けなかったのは個人的な感情から冷静に仕事が出来ないと思ったから。
美音の方にも浮気の疑惑がかけられないようアプローチもしていなかったのに、こんなことになってしまって申し訳ないと謝罪される。
尾崎の気持ちがまんざらでもない美音。
婚約破棄の一件が片付いたらとデートを申し込まれ、受け入れる。
尾崎の懸念の通り葵は美音の浮気の追求もしてきたが、尾崎の尽力もあり、無事に解決。
晴れて美音は尾崎とのデートに繰り出すのだった。



