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夏休み最終日を向かえた今も、
ひまわりとハナカイドウは花として変わりなく育っている。
「……にしてもさぁ、このひまわり枯れなくない?もらってきた日から考えると、そろそろ枯れて来てもおかしくないのに」
夢莉くんがひまわりの入った花瓶を見つめながらそう言うと、最終日ということでだらだらと過ごしていた私たちの視線はひまわりに向いた。
「……言われてみればそうかも。でも枯れそうな気配ないよね?水のおかげ?」
「水もそうだけど、こうもピンピンしてるって……」
ベッドに座る千莉くんと蒼葉くんは顔を見合わせる。
後ろを見ていない夢莉くんにその意図が通じたのか、こちらに振り向いた。
「……嫌な予感がする」



