花系男子はアナタっ子


人状態でも水しか取ってないこのお三方。
いくら引き継いじゃうって言っても……


「騙されたと思って何か食べてみたら?一応人なんだし」

と提案してみる。どのみち店に入ったんだ、私は何か頼まないといけない。

四人でいるのに一人分だけっていうのは不思議がられるとは思うけど……提案はしても強要はできないし。

私の言葉に双子は店内を見渡し出す。
どうやら、食べているリアクションを見ているようで……


結果渋々、といった感じだけど、

『わかった……』と言ってくれたから、極端に甘いのと苦いのを頼んでみることにした。

我が花たちの始めての冒険だ。