「引き継がれるってことは、さ……開花時期をむかえて、その期間が終わったら……」
どうなるの?──意を決して聞いたものの、最後まで言葉にすることが出来なくなった。
ああ、やっぱりやめた方が良かったかもしれない。
でも聞いてしまったからには、返事がくるわけで。私は胸の前で、ぎゅっと手を握りしめた。
「なんだ、そんなことか」
「……え?」
蒼葉くんは立ち上がり、私の頭に手を乗せる。
あまり、と言うかほとんど蒼葉くんから触れてくることはないから、びっくりして顔は上げられない。
「お前の心配は無用だな。俺らはもう切られ、この体になれる」
「だからね、開花時期が過ぎた後は少し元気がなくなったり、疲れやすくなるくらいかな」
「そうそう、枯れちゃう!?ってことは死んじゃう!?……って思ったであろうすみれの心配はご無用ってこと。安心した?」



