「──ってな感じで昨日の夜、花に戻ったよね?人型になるのも自由自在なの?」 寝起きの目を擦り、手で髪をとかしながら尋ねれば、双子が同時に頷いた。 「そういうこと。今日も学校でしょ?準備してよ。ぼくら支度できてるけど?」 「……昨日の件があるから、また僕たち囲まれるのかな?」 「うわっぼくイヤなんだけど」 「とりあえず支度してこいよ」 「わ、わかった──」