「飲み物くれたり、沢山話しかけてくれたりね」 え?飲み物?話しかけてた? しかもほとんど毎日? 疑問が増えるいっぽうだ。 こんなに美形な子達、会ったら忘れないと思うし…… 「ちなみに、話ってどんな?」 恐る恐る聞いてみれば、『歩きながら話そう』と千莉くんが言うから、そうすることに。 そして道中、私が話したとされる内容を双子は話してくれた。 テストの点数の話に美化委員での話、それに私生活についての話。 全てが確かに私に起きた事実で。