花系男子はアナタっ子





双子はなんとか夜には回復したみたいで、いつも通りの顔色になった。

ただ、起きるまでさらに時間がかかり、双子vs三人の空気が重かった──


『あれ?何で皆居るの。ぼくまだこうしてたいんだけど』

『……もう僕、今日はこのままでいい』

『んなの許すかバカ共。さっさと起きて飯食え』

『そうだそうだ!羨ましいわ、ズルいわでオレ、ヤキモチ妬きまくりなんですぅ!!』

『こうして寝ていた経緯をゆっくり僕らに聞かせてね、二人とも』

と、まあ後から色々待ってそうな双子だけど。
その後はご飯もぺろっと完食してたし、お昼ご飯食べ損ねた私も完食だった。



──ご飯後、外に集まり恒例のキャンプファイヤーが行われた。

私は少しの間、皆と離れすぎない場所で友達と談笑をしてから、
五人と有志のダンスやコント、手品を一緒に見ていた。

目玉は先生たちのお花なりきりコスプレ。


「ふうー!……俺の再限度なかなかじゃないです!?ひまわりのあの先生優勝では!?」