花系男子はアナタっ子






「……最高だった」


学年別で区切られたお風呂タイムで今日の疲れを癒し、かごの荷物をまとめていると、のれんの外、廊下の方から何人もの悲鳴にも似た声が響いてきた。

聞きなれた声だし、見に行かずともまたあの三人……いや五人かな?
いずれにしてもお花くん達のことだろうから、大丈夫。だい……大丈夫、だよね?


女子のキャーは、どっちにもとれるから少し不安になってきた……。やっぱり行こ。



スリッパを履いて、急いでのれんをくぐると、

もう夜なんだからさわぐな!、と先生たちが一喝(いっかつ)して、女子たちはぶうぶう言いながら廊下を歩いていく。


──ありゃ、何があったのかわからないまま……

と思ったけど違った。やっぱり私の予想は当たりだったみたい。