花系男子はアナタっ子


走って戻り、教室に入ろうとした私は逆に出ようとした双子と鉢合わせた。

「あ……居た!どこ行ってたの!」

「……やっと解放された」

二人とも女の子の間を抜けたのか、千莉くんの方がお疲れ気味。

「ちょっとね……二人は班決めしたの?」

「もう何言ってるの。ぼくらはすみれとしか行かないから。ね、千莉」

「うん。後、蒼葉もね。これ、すみれも名前書いといて……ん?あれ、もう書いてある」

千莉くんが名前が書かれてる用紙を私に渡そうとした時、すでに四人目の私の名前が記入されてることに気付いた。

「私まだ書いてないよ?」

「ぼくが書いたの」

「いつの間に……うん、夢莉の字だね」

「だって、すみれ居ないし。一緒になるんだからかわりに書いてもいいでしょ?」

「私は大丈夫だけど、この用紙預かるね」


そしてこの後、私が約束していた友達の子も含め、班のメンバーは無事に決めることが出来た──