花系男子はアナタっ子

「ん?あっ」

振り向けば、橙果くんが居て私の隣に並んだ。

「どうかしたかい?浮かない顔だけど」

「林間学校の班決めのお誘いが双子と蒼葉くんに沢山来てて……」

「なるほど、人の多さに抜け出して来たってとこかな。あれだけ綺麗な顔立ちなんだ、三人とも人気なのは分かるよ」

──橙果くんだってモテモテだろうに。

三年生の階は行かないから、どのくらいかは分からないけども。モテないわけがない。

「じゃあ……丁度いいタイミングだから一つ、ここで内緒話をしてもいいかな」

「内緒話?」

「そう。君と僕の、ね──」