花系男子はアナタっ子



『!?』


何だろう、とドアの方を見た私たち全員が驚き、息をのんだ。その理由は、


「お、おか……」


お母さんが顔を覗かせたから──


「まあ……!すみれの部屋にこんなかっこいい男の子たちが来てたなんて」

少しばかりドアが開いていたせいか、隙間から覗いたお母さんはしっかりドアを開けて、五人のことを見た。

「いやっ、これはその……」

「いいのいいの、いちいちお母さんに断らないで家に入れたって。そういうお年頃だし?あ、でもちゃんとお茶はいれなきゃだめよ。今持ってくるから」

「あ、ちょっと……!」

なぜか嬉しそうに去っていくお母さんを追いかけたけど、待っててねー、なんて軽く鼻歌を刻みながらお母さんは階段をおりていった。