花系男子はアナタっ子





放課後、不満げな双子をうまくなだめながらの帰宅になった。

勿論──例のお花を連れて。


「……玄関から入るのは初めてだね」

「えっと、花……花海、さん」

「フフッ橙果(とうか)でいいよ。くん呼びでね、ご主人さん。あ、僕もずっとご主人さん呼びは良くないかな」

「ぼくは認めてなっ──」

「はいはい、とりあえず上行くぞ」

夢莉くんは反抗的な態度を、橙果くんに見せるも蒼葉くんに引っ張られ階段を上がっていく。

「……僕たちも行こうか」

「そうだね」

後ろから橙果くんを連れ、私と千莉くんも二階に向かった。