巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 襲い掛かってきた先生から素早く身をかわし、隠し持っていた短剣で斬りつけてやった。

 御神体の守り刀の威力を思い知れ!


「私だって戦えるんだから! どうよ!?」

「どうってなにが?」

「え? あ、あれ?」


 先生は余裕の表情で、斬られたはずの腕をヒラヒラと動かしている。


「……もしかしてぜんぜん斬れてない、とか?」

「ええ、ぜーんぜん。なんならもう一度試してみる?」


 先生のご厚意に甘えて、もう一回チャレンジしてみたけれど、やっぱり刃は先生の腕をなでるだけ。

 なんで!? この短剣ってただの飾り物だったの!?


「役に立たない刀の攻撃は終わりかしら?」


 赤いくちびるでニヤリと笑った先生の背後から、ロープのように長いしっぽがシュッと伸びてきて、私の体をグルグルと縛りつけた。

 強い力で締め付けられて声もだせない。


「ぐ……!」

「さあ、少し眠りなさい」


 先生のその言葉が聞こえたのを最後に、私の意識はどんどん薄れて、ついに途切れてしまった……。