完全に目の焦点の合っていない屏風覗きを見て、わかった。
この魔物は、自分が取り憑いた龍虎図を眺めているうちに、その絵の素晴らしさに逆に取り憑かれてしまったんだろう。
熱心なファンって、ハマっちゃった作品の二次創作したりするじゃん。
「屏風覗きも、自分だけの特別な龍虎図を作りたくなったんだよ。本物の十二支の龍と虎を使った龍虎図なんて、誰にも真似のできない作品だもの」
「なんとくだらぬ理由じゃ! 貴様、虎太郎をもとに戻せ!」
龍生君が、まるで雷がとどろくような怒鳴り声をあげた。
でも屏風覗きは「おお、怖い」と小馬鹿にしたように笑って、サッと額縁に隠れてしまう。
怒って額縁を破壊しようと拳を振り上げた龍生君の腕を、志狼君と宙太君が慌ててつかんだ。
この魔物は、自分が取り憑いた龍虎図を眺めているうちに、その絵の素晴らしさに逆に取り憑かれてしまったんだろう。
熱心なファンって、ハマっちゃった作品の二次創作したりするじゃん。
「屏風覗きも、自分だけの特別な龍虎図を作りたくなったんだよ。本物の十二支の龍と虎を使った龍虎図なんて、誰にも真似のできない作品だもの」
「なんとくだらぬ理由じゃ! 貴様、虎太郎をもとに戻せ!」
龍生君が、まるで雷がとどろくような怒鳴り声をあげた。
でも屏風覗きは「おお、怖い」と小馬鹿にしたように笑って、サッと額縁に隠れてしまう。
怒って額縁を破壊しようと拳を振り上げた龍生君の腕を、志狼君と宙太君が慌ててつかんだ。


