巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 見上げるほど大きかった鬼が、あっという間に私たちと同じくらいの大きさまで縮んで、床に倒れ込んでしまった。

 よし、倒した! これでもう大丈夫!


「早く羊太君と亥月君を助けなきゃ!」

「由巫、危ない! まだ近寄るでない!」

「グオォォッ!」


 いきなり鬼が叫びながら立ち上がり、長く鋭い爪で私に襲いかかってきた。

 しまった! 油断した!


「俺っちに任せろ!」


 鷹臣君が翼を広げて大きく羽ばたくと、ステージに旋風がゴオッと巻き上がった。

 うわわ、風に髪がぜんぶ持っていかれる! 体が飛ばされそう!

 観客たちの手荷物も体育館中に乱れ飛んでいる!


「これが俺っちの風の神通力さ!」


 風の力で飛ばされた鬼が、すごい音を立てて天井に激突。

 そして床にドサッと落下。

 今度こそ本当に鬼は動かなくなった。