巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「はい、お手! おすわり! 決めポーズ!」


 ビシッ、ビシッ、ビシーッ!

 合図通りにポーズを決める三匹を見た春菜が、顔を赤くして大興奮だ。


「すごい! 犬と猿と鷹が、ジョジ○立ちしてる!」

「ね、すごいでしょ?」

「うん。これは大ウケ間違いなし! ……あれ? ところで志狼君たちは?」

「この子たちに役を譲るってさ。さ、もう時間だから体育館に行かなきゃ。龍生君と宙太君も行くよ!」


 私は春菜の背中をグイグイ押して体育館ステージへと急いだ。

 これでなんとかごまかすのに成功! どうなることかと思ったよ。

 みんな一緒にステージ横に到着すると、衣装に着替えた出演者たちが興奮ぎみに話している。


「いよいよ本番だね」

「うん。緊張するー」


 私も、みんなとは別の意味ですごく緊張してる。

 どうかお芝居の真っ最中に、三人が人間の姿に戻りませんように!


『それでは、一年生による演目の桃太郎を始めます』


 開始のベルが鳴って、ついに劇がスタートした。