巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 ごまかす案がなにも思い浮かばないまま、ドアがガラリと開いてしまった。


「お邪魔しまー……って、えっ!? な、なにその、超絶かわいい動物たちはー!」


 春菜の目が、志狼君たちに釘付けになってキラキラしてる。

 もう私の背中は冷や汗がダラダラ状態。

 どうしよう。えーっと、えーっと、……そうだ!


「は、春菜がお芝居はリアリティーが大事って言ってたから、うちのペットの犬と猿と鷹を連れてきたの!」

「ペットぉ⁉︎ 俺らはペットじゃなくて十二支……!」


 抗議しかけた志狼君を、思いきりギロリとにらんで黙らせた。

 人間語禁止! 自分の姿が子犬だってことをちゃんと認識してちょうだい!


「へ? 由巫のうちってペット飼ってたっけ? それに、犬はともかく猿や鷹まで飼ってるの?」

「う、うん。珍しいでしょ? なにしろこの子たち、すっごく芸達者(げいたっしゃ)なの!」


 私は引きつった笑顔を見せながら、三匹にチラチラ目配せして合図を送った。

 いい⁉︎  いくよ⁉︎