巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「鷹臣よ、今までどこにいたのじゃ? 学食のガス漏れ騒ぎのとき、我らの存在に気づかなかったのか?」

「ガス漏れ騒ぎ? あー、臨時休校になったときね? せっかくだから公園で女の子とデートしてたのさ! すっごく楽しかったさ!」


 あっけらかんと言い切る鷹臣君を見て、みんなシーンと黙り込む。

 なんか、今のひと言で、彼の性格というか本質がわかっちゃった気がする……。

 たぶん学園祭の劇のことも、ぜんっぜん興味なかったんだろうな、この人。いや、この鳥。

 龍生君が眉間を指で押さえながら、怒りを抑えた声でボソッと言った。


「と、とりあえず合流できてよかったわい。それよりも今は、その姿をどうするかじゃ」


 そうだよ、それ!

 これから劇に出なきゃならない三人が動物の姿になっちゃって、どうすれば……。


――トン、トン。


 ドアをノックする音に、みんなギクーッと体を硬直させた。


「由巫、もう準備できた? 入るよー」


 春菜だ!

 やばい、やばい、やばいー!