巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 もしかして? いや、もしかしなくてもこれは……。


「お前、(とり)鷹臣(たかおみ)じゃな!?」

「そのジジくさい口調は龍生っち⁉︎ ということはこの犬と猿って、志狼っちと慧申っち!?」

「俺は犬じゃなくて狼だー!」


 やっぱり十二支の酉だった!

 他のクラスにまぎれ込んで隠れていたのね。

 鷹臣と呼ばれた小鳥さんは、バサバサと羽を動かしながら叫んでいる。


「みんな、こんな所でなにしてんのさ!? ってか、この姿どーしてくれんのさ!?」


 ほんとに、どうしてくれよう。

 水には注意しろってあれほど言ってたのに、とか。

 よりによってこんな最悪なタイミングで再会する? とか。

 ツッコミどころがありすぎて、なにをどう言えばいいのかわからない。


「と、とにかくみんな、落ち着こうね。はい、深呼吸~」

「由巫の言う通りです。騒いだところでなんの得にもなりませんよ?」


 冷静なふりの私と違って、本当に冷静な小猿姿の慧申君が、淡々とみんなを諭した。

 ユーフォ―キャッチャーのぬいぐるみそっくりのキュートなお猿さんが、めっちゃエリート口調のギャップがすごい。