巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「こんな状況ですが、まずは自己紹介をさせてもらいます。由巫、初めまして。私は(さる)の慧申と申します」


 メガネをクイッと持ち上げながら、慧申君が挨拶してくれた。

 見るからに賢そうな雰囲気でメガネがすごく似合ってる。


「慧申はな、頭がいいんや。だから俺ら十二支の参謀(さんぼう)やねん。戦略家ってことやな!」


 宙太君が笑顔で慧申君の肩をバンバン叩きながら説明してくれた。


「で、こっちの銀色頭の方が()の化身や。朝巳って呼んでやってくれな!」

「朝巳です。どうぞよろしく。……ところで志狼、怪我をしているね?」


 朝巳君が志狼君の肩の怪我に、そっと片手を当てた。

 するとその部分がポワッと優しく光って、傷口がみるみるふさがっていく。


「わあ、朝巳君ってすごいね! 怪我が治っちゃった!」

「僕の本身は白蛇だからね。治癒(ちゆ)の神通力があるんだよ」


 朝巳君がニコリと笑って目を細めた。まさに、しっとりした和風イケメンって感じだ。

 白蛇って水神様と同格の扱いで、神社に祀られたりしてるんだよね。

 彼は水の癒しの力を持っているってことか。