巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 晴牛君がラジオ体操の深呼吸みたいなポーズで胸をそらして、大きく口を開いた。すると……。


ーーギュオォーー!


 うわ、耳の奥がビリビリするほどの吸引音!

 晴牛君の口の中に、石化した日本刀がビュンビュンと吸い込まれていく!

 す、すごい。あっけに取られている間に、一本残らず吸い尽くされちゃったよ……。


「ふう。満足、満足ー」


 晴牛君は片手でお腹をポンポン叩きながらニッコニコ。

 大食いが特技って、魔物を吸い込む神通力の持ち主ってことだったんだ。

 晴牛君の消化器官ってどうなってるんだろう。

 って、今はそんなことより大事なことがある!


「志狼君、怪我はだいじょうぶ!? それにさっきの声は……」

「どうやら無事に解決したようだな」


 背後から声が聞こえた。

 振り返ると、見るからにエリート風な顔立ちの、青い髪のイケメンが立っている。

 その隣には、シルバーの髪色で綺麗なアーモンド形の目をしたイケメンも立っていた。


「おお、慧申(けいしん)じゃな⁉︎ それにお前は朝巳(あさみ)か⁉︎」


 龍生君がうれしそうにふたりに話しかけた。

 じゃあ、このふたりも十二支ってこと?