巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「きゃああー!」


 とつぜん、調理場の方から大きな悲鳴が聞こえた。

 振り向くと、信じられない光景が見えてビックリ!


「え⁉︎ に、日本刀(にほんとう)⁉︎」


 なんと、調理のおばさんたちの頭上に、なぜか日本刀がズラリと並んで浮かんでいる!

 十本? 二十本? いや、もっとだ!

 日本刀なんて初めて間近で見たけれど、刃の部分が不気味にギラギラ光ってて、あれは見るからに普通じゃない。

 宙に浮いてる時点でもう普通じゃないけど!


付喪神(つくもがみ)じゃ!」


 龍生君が叫んだ。

 付喪神って、前にお父さんから聞いたことがある。

 たしか、百年経った古い品物に宿る魔物だったはず。


「じゃあ、あれは勾玉に封印されていた魔物なの⁉︎」

「そうじゃ。どうやら無力化はされておらぬようじゃな」


 そりゃね! あんなに元気にプカプカ浮いてりゃね!

 よく見れば、調理道具の包丁やナイフまで一緒に浮かんでいる。

 そうか。付喪神は同じ刃物に引き寄せられて、ここに隠れていたんだ。