巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 春馬君の言葉使いがコロッと変わった。

 たぶんこれが彼の素で、自分の出身にコンプレックスがあるのね。

 なんか人間味があって親近感が湧いちゃうな。


「そんなことよりふたりとも、なぜ我らから勝手に離れたのじゃ?」

「勝手に離れたのではなく、封印が解かれたときに、勾玉から弾き飛ばされたので〜す」

「弾き飛ばされたじゃと?」

「そうで〜す。気がついたら、資料室から離れた教室に倒れていました」

「ふうむ。きっと他の十二支たちも似たような状況なのだろうな。魔物たちがどこにいるか知らぬか?」


 晴牛君も春馬君も、首を横に振るばかり。

 ふたりともくわしい事情はわからないみたい。

 合流できたことはうれしいけど、謎はぜんぜん解決されていない。