巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「たぶん、あのふたりが(うし)(うま)だよね?」

「由巫にもわかるのか?」

「だってすごいイケメンなところとか、クセが強いところが志狼君たちにそっくりだもん」


 さて、どうやって正体を確かめよう。

 まさかいきなり他人に『あなたは丑と午ですか?』って聞くわけにも……。


「おーい! お前ら丑と午だろ? 俺は(いぬ)で、こいつらは()(たつ)だ!」


 いや、聞くんかい!

 もし人違いだったらどうすんの!


「おおー、お前らかー! あ、由巫もいるなー!」

「オーウ、やっと会えましたね! これでようやく安心できま〜す!」


 大食い君とエレガント君が、カレー皿とティーカップから顔を上げて目を輝かせた。

 ホッ。十二支の仲間だったみたいでよかった。


「はいはい、お集りのみなさーん! 俺らは仲間内の話があるんで、見学はもうおしまいな!」


 宙太君がみんなに向かって『バイバイ』と手を振ると、みんなやたらと素直に解散してくれた。

 もしかしてこれも神通力かな? どうやら彼は人の思考を読むだけじゃなく、コントロールもできるみたいだな。