巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 プール飛び込み事件の翌日。

 お昼休みに春菜と一緒にお弁当を食べていたら、志狼君たちが教室に飛び込んできて叫んだ。


「由巫! (うし)(うま)を見つけたぞ!」


 ビックリして喉に詰まりかけたウィンナーを慌てて飲み込み、私も叫び返した。


「ほ、ほんと!? どこにいるの⁉︎」

「学生食堂だ!」

「……へ? 学食? なんで学食に?」

「そりゃあ、学食は飯を食う場所だからさ!」


 え、あたり前すぎて意味わかんないんだけど?

 でも宙太君と龍生君は、すごく納得した顔でうなづいている。


「とにかく一緒に行こうぜ」

「せや。説明するより見たほうが早いねん」

百聞(ひゃくぶん)一見(いっけん)()かず、じゃ」

「わかった。春菜、私ちょっと学食行ってくるね!」

「う、うん。よくわかんないけど牛と馬によろしく」


 私たちは大急ぎで、一階の別棟にある学生食堂へ向かった。

 なんだか、学食に近づくにつれて廊下がやたらと混雑していく気がする。