巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

 志狼君、宙太君、龍生君が学校で生活を始めてから、もう三日経った。

 正体がバレないかハラハラしてたけど、今のところなんの問題も起きていない。

 それどころか三人とも絶好調。

 あっという間にそれぞれのファンクラブが結成されて、大勢のファンの女の子たちがわざわざ教室まで会いに来るんだ。


「志狼君って普段はキリッとしてるのに、たまに子犬みたいにきゅるんってするギャップが素敵すぎる!」

「宙太君は一緒にいるとすごく楽しい! あのテキトーな関西弁が沼るよね!」

「龍生君はあの口調がいいの! クールで高貴でカリスマ性があって、たまらない!」


 まあ、めったにお目にかかれないレベルのイケメンたちだからね。正体動物だけど。

 いまもこうして教室で授業を受けながら、志狼君のことをチラ見している女子たちの目にハートが浮かんでる。

 この様子ならもう安心してもいいかな?

 水を被ると動物の姿になっちゃうのが心配だったけど、そもそも学校でそんな大量の水を頭から被るようなことなんて……。


「ん?」


 今、なにか気になるものが視界の端にチラッと見えたような気がする。

 窓際の席から外を眺めると、忠太君と龍生君のクラスがプールの授業を受けていた。

 ああ、そういや今日からプールの解禁だったっけ。

 ……ん⁉︎ プ、プールぅー⁉︎

 ヤバい! プールなんて水を被るどころか全身水に浸かっちゃうじゃん!