巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「はああーー!」


 勢いよく立ち上がりながら、私は大きく息を吐いた。

 不安を吐き出した胸の中に、覚悟とか、気合いとか、そんなものがどんどん湧いてくる。


「わっかりました! これはもう、行くしかないでしょ!」

「お! 由巫がついに覚悟を決めよったで! わはは!」

「善は急げじゃ。さっそく出発じゃな」

「え? 今すぐ? これから授業があるんだけど」

「授業よりも世界平和だろ?」


 志狼君が私をヒョイと抱き上げて、フェンスに向かって走り出した。

 あー、またこのパターンか。

 予想通り志狼君がフェンスを飛び越えると、後ろの方からすごい追い風が吹いてきた。


「俺っちの風で目的地までひとっ飛びさー!」


 龍生君が、宙太君が、最強のみんなが同じ風に乗って後からついてきてくれる。

 私を両腕にしっかりと抱いた志狼君が、微笑みながらささやいた。


「これからも俺たちはずっと一緒だ。よろしくな」

 
 ずっと一緒。その言葉がこんなにもうれしい。

 だから私も大きくうなずいて、決意を込めて自分の望みを言葉にした。

 
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!」

 


  end