巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!

「でもさ、こうまで先生がすっかり忘れられていると、なんだかちょっと寂しい気がするよ」

「なんだ? また先生に会いたいのか?」

「いやいやいや! 貴重な経験ではあったけれど、もうあんな命がけの冒険は二度とごめんです!」

「平和が一番だよな。俺たちも学校でのんびりできているし」


 私がひそかに悩んでいた『十二支のみんながいなくなっちゃうんじゃないか』って不安は、心配いらなかった。

 みんな学校生活がすっかり気に入ったようで、事件が解決したあとも現代の日々を楽しんでいる。

 個性的な超イケメンが十二人もいるこの学校は、『奇跡の学校』と呼ばれて大評判なんだ。


「来年の受験は女子の倍率がエグいことになるだろうなあ」

「あはは、鷹臣が大喜びするだろうな! 他の変化と言えば由巫の髪が短くなったことか」

「うん。そうだね」


 事情を知らない春菜は、とつぜんショートになった私を見て「ぎゃああ!? なんでぇ!?」ってすごく驚いていた。

 私の超ロングもちょっとした学校の名物だったみたいで、周りからずいぶん残念がられた。

 両親からはガッツリ怒られたけれど、言いつけ通りに切るべきときに切ったんだから、もんく言われる筋合いはないんだけどね。